GAME REVIEW

  • SuperDepth
  • Dynamo
  • ろりろりろーりんぐ
  • 戦国TURB
  • Finalty
  • FLIXX
  • TURB 第1~3話
  • metys's SnowWars
  • poy
  • Owl-Zoo
  • CarII GRANDPRIX
  • ある勇者/タ゛タ゛
  • POLESTAR
  • NyaHaX'93
  • 爆突TURB
  • 蟹味噌
  • Carax'95
  • Check Bell
  • GoGGLE-II
  • Moon Kids Paradise for Win
  • SeeNa2
  • Stardust Chaser
  • WinDepth

Carax'95

装いも新たに再見参した3分間タイムトライアルシューティング

『Carax'95』が配布される以前にもBio_100%が、『Carax'92』や『NyaHaX'93』という同ルールのシューティングゲームを世に出していることは、Bioファンであれば周知の事実。それらの作品がWindows用にリメイクされ、装いも新たに登場したのがこの『Carax'95』というわけだ。

GAME MOVIEをみる?

▲タイトル画面。F4を押してフルスクリーンで遊ぶこともできる。

『Carax'95』は、前作同様、3分間にどれだけのステージをクリアーし、どれだけのスコアを獲得できるかを競うという、タイムトライアルシューティングゲーム。自機のストックに制限がないかわりに、敵の弾が当たると残り時間が10秒マイナスされる。とにかく3分経つまでは何があってもゲームを続けることができるというルールは、シューティングがあまり得意でないプレイヤーにも取っ付きがいい。だが、高得点を競うとなるとコンマ1秒を争うようなギリギリの勝負が展開、シューティングマニアも十分に熱くなれる1作なのである。

▲『Carax'92』とは違い連射攻撃が可能だ。敵は攻撃中にやっつければ点も上がるが、慣れないとそんなことを考える余裕も無いだろう。
▲敵にやられると、ご覧の通り制限時間から10秒差し引かれる。

pagetop

ムダ撃ち禁物! 命中率が高ければタイムも回復可能

そのタイトルが示す通り、本作は『NyaHaX'93』よりも『Carax'92』からの流れを汲む作品である。弾の命中率が高いと、ステージクリアー時にボーナスタイムが加算されるというルールも『Carax'92』同様。タイムを回復するためだけの特別なボーナスステージは用意されていないが、毎ステージにタイム回復のチャンスがあるというわけだ。

▲命中率が高いと、ステージクリアー後にタイムが加算される。

ただ、ボーナスタイムを狙ってクリアーに時間がかかってしまっては本末転倒。ボーナスタイムを獲得できそうなステージは前以って狙いをつけておき、そのステージだけはムダ撃ちを避けてクリアーするなどの戦略性も必要になってくる。また、ボーナスタイムを全く狙わずに、各ステージをできるだけ速くクリアーして時間短縮を狙うのも1つの手段である。自分に合った攻略法で遊べるのも『Carax'95』が秀作たる所以だと言えるだろう。

▲『Carax'92』にはいなかった「ボスキャラ」も登場する。これは追尾弾を撃つステージ6のボス。
▲回転しながら四方八方に弾をまき散らすステージ12のボス。

pagetop

5年の沈黙は伊達じゃない! アーケードゲームとしても違和感の無いグレード

前作『NyaHaX'93』の配布から5年の歳月を経ての登場となった『Carax'95』だが、その内容は5年の沈黙に見合うだけの激的な進化を遂げている。美麗なグラフィックと滑らかな動きに、MIDI音源による臨場感あふれるBGMが加わり、アーケードゲームとしてゲームセンターに置かれていても違和感の無い風格を備えて我々の前に帰って来たのだ。

▲ステージ18のボスは1匹しか登場しないが、回転しながら追尾弾をばらまくのが厄介。

『Carax'95』は現在でも当サイトからダウンロードして遊ぶことができるので、特に未体験のユーザーはぜひ一度プレイしてみてほしい。『Carax'95』という作品の、配布から10年経っても古臭さを全く感じないグレードの高さに驚かされるはずだ。これだけの作品が無料で配布されプレイできるとは、なんともいい時代になったというか、Bio_100%の豪気さには相変わらず頭が下がる思いである。

▲ステージが進むにつれ、敵の攻撃は熾烈を極めてくる。こんなの避けられるのか!?

pagetop

国を越えて多くのプレイヤーが熱くなったランキング更新

なお、当時このゲームは、自分の出したスコアを送信し、ネット上でランキングを競うことができた。専用サイト上にアップされるトップ10のスコアに、全国の腕自慢のシューティングゲーマーが一喜一憂し、熾烈なハイスコア争いが繰り広げられていたであろうことは想像に難くない。

さらに、なんとYouTubeに外国人が『Carax'95』をプレイするシーンがアップされているという事実も、いかに本作が多くのゲーマーに愛されているかを我らに雄弁に語りかけていると言えるだろう。

▲トップ10に入れば8文字の名前を入力することができる。当面の目標は1万5千点超えか。
▲以前はこうして自分のスコアをネットに送信し、全国の強者と腕を競うことができた。
この記事のトラックバックURL:
http://bio100.jp/mt_manager/mt-tb.cgi/40

コメント(1)

  • win98世代。:2012年10月19日 11:19

    懐かしいゲームです。親父がPCのなかに貯めていたフリーゲームの中から選んでやらせてもらったのですが、あまりに夢中になりすぎてひと月ほど禁止を食らった覚えがあります
    当時小学生の私にはゲームの多様さに目移りするばかりでしたが、これとwindepthだけは忘れられません。

コメント投稿フォーム

コメント投稿フォーム

※コメントが認証されるまで、コメントは反映されません。ご了承くださいませ。( * は必須項目です。)