GAME MUSIC

アレンジ版プロジェクト

  • プロジェクトの経緯
  • SuperDepth吹奏楽レコーディング
  • Finaltyオーケストラレコーディング #1
  • Finaltyオーケストラレコーディング #2
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ミュージックアーカイブ

GAME MUSIC アレンジ版プロジェクト NEW/Bio_100%

きっかけ

近年SNSでBio_100%のメンバー達と再会するまで、自分がBioの人間という事はほとんど忘れていました。久しぶりにメンバーとメッセージをやりとりする中で、自分もメンバーだったことを再認識。そうしているうちになんだか懐かしくなってきて、Bio_100%をネットで色々と検索してみました。音楽担当だったので、自分が担当した音楽を久々に聞いて見たいな~と思い、探して見ることに。色々探し回って、やっと自分の曲を見つけることが出来ました。他にも、個人でアレンジされている方もいて嬉しかったです。そんな中で「たのみこむ」と言うサイトでBio_100%のCDが欲しいという提案を見つけ、今でも結構コアなファンの方がいらっしゃるんだなと思い、色々と考えさせられました。

Bioな音楽は検索してポロポロとは見つかるけど、ネット上に散在していると。僕ですら検索して見つけ出すのが大変なのだから、一般のファンの方々はもっと大変だろうなと。それなら、Bioな作品の音楽コンテンツをまとめて聴ける様にしてあげられればと、考えるようになりました。形としては、音楽ファイルをネット上で公開するのはもちろんの事、要望があった様にCDにしてしまうのはどうかなと考えるように。

そしてせっかくCDにするなら、当時のオリジナル音楽コンテンツ以外にも生楽器等によるアレンジ版も用意したいなと。当時のゲーム音楽というのは、非常に貧弱な音源から奏でられていて、例えばBioの主要な作品は単音のBEEP音源とFM音源でした。市販ゲームのCDなんかは、本当はこんな感じにしたかった、又は普通に聴いてもらえるようにと、シンセなどを使ってアレンジするというのが一般的です。なのでBioな音楽もCDにするなら、生演奏のアレンジ版を用意したいなと思ったのです。作曲家というか僕らの様な打ち込みゲーム音楽をやっている人にとっては、生演奏というのは永遠の憧れですから、これはもう絶対にやってみたいと。

▲CDを作るならアレンジ版が欲しい。

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アレンジ版の実現に

形態は色々ありますが、最も有名なタイトルであるSuperDepthについてはマーチが数曲入っているのでこれは絶対に吹奏楽が合っているはず。吹奏楽なら自分も演奏や編曲の経験もあるので、なんとか吹奏楽アレンジをしてどこかに演奏してもらえたらいいなと思いました。

そこでまずは編曲をしようと思い、大学の同級生で同じく吹奏楽をやっていたA氏に相談。するとA氏が編曲を行ってくれ、またA氏率いる吹奏楽の市民バンドで演奏もしてくれるという有難いお話に。そして、この段階で初めてBio_100%の代表であるaltyに話を通し了解と希望を得て、演奏者の皆さんにも賛同してもらい、SuperDepthの演奏&レコーディングが決まったのです。

また同時にFinaltyをオーケストラでという構想もありました。Finaltyは僕も担当したので、かなり思い入れがあります。以前Bio本2のコメントにも書いた通り、いつかは本物のオーケストラでやりたいと思ってはいました。しかし費用見積りの段階で、個人的には無理かなと感じていたので、実現することになるとは夢にも思いませんでした。そして今回altyの協力により、もう夢のまた夢であるオーケストラのレコーディングにOKが出た時は、もう嬉しくて本当に舞い上がってしまいました。そして編曲のみならず、レコーディング、ミキシングまで、全ての工程に携わることが出来て本当に幸せです。

▲SuperDepthは吹奏楽で。
▲Finaltyはオーケストラで。
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